ソシオニクス 機能の次元の神経生理学的性質
機能の次元の神経生理学的性質
Нейрофизиологическая природа размерности функций
Главная страница Иван Попов, февраль 2011
・オレンジと※:補足やメモ
・内向倫理機能は☆、外向倫理機能は★として記載
はじめに
ソシオニクスでは、機能の次元は最も重要な特性であり、タイプの性質を決定するうえで最も重要なパラメーターとなります(次元の数はモデルAの理論に準拠します)。それにもかかわらず次元の性質はまだ完全には解明されていません。1次元~4次元の計4種類の次元という要素はA. Bukalov [2]によって提唱された形のまま使用され続けています。ソシオニクスの各機能(論理、倫理、直観、感覚)と脳の具体的な皮質領域に関連付ける試みはある程度行われていますが、次元と脳がどのように関係しているのかという面からの検証は行われていません。
私たちの以前の研究[9]で、大脳基底核の気質系ループによる機能の活性化と機能間相互接続に依存しているという仮説を立てました。より正確には、強く結合された機能のペアは、動作中に互いに励起し、活性化された状態で相互にサポートしあうと想定しました。機能間相互作用の非対称性は、視床と大脳皮質(※具体的な機能を担っている様々な皮質領域)間接続の構造と視床自体(複数の視床核同士の接続)に起因していました。これらのことから、次元とは機能自体が持っているものではなく、これらの接続の非対称性によって生じているということが明らかになりました。
【視床核】
視床は解剖学的に見て何十種類もの複数の核(視床核)から形成されている。
【大脳基底核】
大脳皮質と視床、脳幹を結びつけている神経核の集まりのこと。運動調節、認知機能、感情、動機付けや学習など様々な機能を担っている。大脳皮質→大脳基底核→視床→大脳皮質というループ状の神経回路を形成している。運動野→大脳基底核→視床→運動野のループを運動系ループという。他にも眼球運動系ループ、前頭前野系ループ、辺縁系ループなどがある。大脳基底核の各種のループはソシオニクスに限らず一般的な脳科学で研究されている(参考1)。このことを踏まえてтемпераментных подкорковых(機械翻訳で「気質性皮質下」)を「(大脳基底核)の気質系ループ」と訳すことにした。これは造語なので注意。
これまで、ソシオニクスの機能自体が大脳皮質に安定した構造として存在し、大脳基底核の気質系ループによって活性化されると暗黙のうちに想定されていました。しかしこの想定図は現実をかなり単純化したものであり、大幅な追記と改良が必要です。 そこで本稿では前頭前野(より広い意味では三次連合野全体)が果たす役割、および異なる機能を担う様々な大脳皮質領域の活動を調整するメカニズムについて考察します。
V. TalanovとS.A.Bogomaz[1,11]に続き、我々は[8]で、合理性機能(※論理機能、倫理機能)は前頭葉に、非合理機能は後頭葉と側頭葉に局在しているかもしれないと示唆しました。この主張には根拠がないわけではありませんがより詳細な説明が必要です。
神経生理学では、大脳皮質は3つの階層に基づいて分類されることがあります。
一次野
- 一次感覚野
外部からの情報を直接表示します。視覚-後頭葉、聴覚-側頭葉、触覚-頭頂葉(嗅覚および味覚中枢は脳の奥深くにあります)。ソシオニクスに関していえば、これらすべての領域は感覚機能に紐づけられます。一次野には運動野も含まれます。これは中心溝の前方、中心前回(ブロードマン 4野)に位置します。この領域は運動の自発的な制御を提供し、ソシオニクスにおける外向論理機能(■)に関連付けられています。
【ソシオニクスの感覚機能を司る領域】
- ブロードマン1野 - 一次体性感覚野(触覚)
- ブロードマン2野 - 一次体性感覚野(触覚)
- ブロードマン3野 - 一次体性感覚野(触覚)
- ブロードマン17野 - 一次視覚野
- ブロードマン28野 - 後嗅内皮質
- ブロードマン34野 - 海馬傍回のうち前嗅内皮質
- ブロードマン41野 - 一次聴覚野
- ブロードマン42野 - 一次聴覚野
- ブロードマン43野 - 一次味覚皮質
【ソシオニクスの外向論理機能を司る領域】 * ブロードマン4野 - 一次運動野
二次連合野
モーダル固有(※触覚や視覚など、感覚モダリティごとに固有)の感覚統合を司る連合野は一次野に隣接していますが、これらは感覚刺激を直接マッピングしているわけではありません。それらは主に外界の物体の感覚画像を保存します。連合野は重要な2点の例外をのぞいて感覚機能に関連しています。
ひとつ目の例外は運動前野(一次運動野の前方、前頭前野の後方に位置する領域)です。運動前野は複雑で学習された動き(発話、物体の活動、標的への物体の投げ込みなど)に関連付けられており、その制御を担当します。
ふたつ目の例外は、おそらく頭頂葉です。視覚情報は側頭葉(頭頂連合野に至る背側視覚経路)と頭頂葉(側頭連合野に至る腹側視覚経路)の2つの方向に広がります[20](参考2)。
背側視覚経路は、動きの知覚、および視野内のオブジェクトの大まかな空間スキーム(オブジェクトの構成を含む)の作成を担当します(※脳科学でのスキームは「図式」と訳されることが多い。空間スキームとは意識して観察することなく目の前の空間に存在する物体の配置や距離感を知覚すること(参考3))の作成を担当します。したがって背側視覚経路はソシオニクスの論理機能(外向と内向の両方)を提供すると考えています。背側視覚経路は一般的な感覚情報から一種の「論理的知覚」の役割を果たしている「一次論理的」要素を選び出します(一般的な意味ではなくソシオニクス的な意味で!)。(ユングは論理を知覚ではなく判断的な機能と見なしています。しかしソシオニクスに論理情報の側面を導入した場合、論理機能は判断だけでなく、論理情報に関する情報の知覚も意味します。またこの「論理的知覚」は、V. Talanovが非合理的な機能と関連付ける後頭頂皮質に局在していることも含めて(※論理的知覚が存在する場所が非合理的な機能を司る領域と重なっている点から)本質的に非合理(!!!)的なものであることに注意してください)。
【ソシオニクスの論理機能を司る領域】
知覚機能的に働く外向論理と内向論理:
* ブロードマン5野 - 体性感覚連合野(頭頂葉の背側視覚路=後頭頂皮質)
* ブロードマン7野 - 体性感覚連合野(頭頂葉の背側視覚路=後頭頂皮質)
【頭頂連合野】
頭頂連合野は更に頭頂間溝により上下に2分され、上方を上頭頂小葉Superior parietal lobule、下方を下頭頂小葉Inferior parietal lobuleという。ヒトでは上頭頂小葉は
* ブロードマンの脳地図の5野と7野、下頭頂小葉は39野(角回)と40野(縁上回)から構成される。 (参考4)
【頭頂葉】
- 後頭頂皮質はさらに、上頭頂小葉 (ブロードマンの脳地図における5野と7野) と下頭頂小葉 (ブロードマンの脳地図における39野と40野) に、頭頂間溝 (IP) によって分けられる。(参考5)
Fig.1 脳の2つの視覚系:腹側視覚経路(薄紫色で示されている)と背側視覚経路(緑色)(省略。出典元参照)
腹側視覚経路は、下側頭回で終わり、そこで物体の統合された感覚画像が保存され、顔認識が実行され、顔の表情の感情的な要素も強調されます(聴覚ストリームに含まれる感情的な要素と一緒に)。言い換えれば下側頭回は感覚だけでなく「倫理的一致」の役割を果たすため「知覚的な倫理」の中枢であると考えることができます(論理的知覚については上記参照)。
【ソシオニクスの感覚・倫理機能を司る領域】
感覚+倫理が混ざり合った処理を行う領域>
* ブロードマン17野 - 一次視覚野
* ブロードマン18野 - 二次視覚野
* ブロードマン19野 - 視覚連合野
* ブロードマン20野 - 下側頭回
37野(紡錘状回)は本文中で明記されている直観を司る領域のほうに書いたが、腹側皮質視覚路に含まれる領域であり、同時に感覚・倫理も司っているとみなすべきかもしれない。wkiの紡錘状回によると、この領域は①色情報の処理、②顔と身体の認知、③単語認知、④数字認知、⑤抽象化 を行うとのこと
三次連合野
三次連合野は、脳の進化の後期に発達した、最も複雑な情報処理を行う領域で構成されています。
三次連合野は複数の感覚モダリティ同士の統合に関わります(例えば一次野、二次連合野から出力された視覚情報と聴覚情報を関連付けるような処理です)。こうした統合を行うことから、三次連合野はヘテロモーダル皮質とも呼ばれます。三次連合野(ヘテロモーダル皮質)には下側頭葉、下頭頂葉、そして前頭前野が含まれます [4, 5]。
下頭頂葉の三次連合野(ブロードマンの39野、40野)の近くには、両方の半球で対称的に、音声認識を担当するウェルニッケ野(22野)と角回があります(Fig.2)。それらの機能は、音声の理解(意味分析)、および数学演算の実行に関連しています。これらのタスクには中側頭回(21野)と下側頭(37野)も関与しています(A.R.Luriaは、21野と37野も頭頂-側頭-後頭葉(Parietal-temporal-occipital, PTO)の構成要素と考えています)。ソシオニクスにおいては、V. Talanovが最初に指摘したように、これらの皮質小葉が関与しているタスクは直観機能に最も近いものであると考えられています。たしかに音声意味論、自然言語標識、音声の意味論、自然言語の記号、それらの意味(直接的なものと比喩的なものの両方)は、本質的に恣意的な記号化された物体の連想であり、シニフィアン(※記号表現;「海」という文字や、「うみ」という音声)とシニフィエ(※記号内容;海のイメージや、海という概念、ないしその意味内容)の間に感覚的な類似性がないことを意味します。直観の本質と起源は、このような恣意的な記号を扱う機能だと考えられています[7]。
【三次連合野】
以下の(1)(2)(3)からなる連合野。(参考6)
(1) 後方の多種感覚の統合をおこなう連合皮質(posterior heteromodal association cortex)
(1-1) 左下頭頂葉後方(posterior inferior parietal lobe; temporo-parietal junction, TPJ)
* 文や文脈の理解、問題解決、そして計画立案など、概念をうまく組み合わせるという役割を担っている
(1-2) 左中側頭回(middle temporal gyrus, MTG) * 物やその属性に関する概念情報の蓄積
(1-3) 左紡錘状回(fusiform gyrus) * 物の視覚的な属性に関する内的知識の検索 * 外側の意味記憶と内側のエピソード記憶の仲介
(2) 多種感覚の統合をおこなう前頭前皮質(heteromodal prefrontal cortex)
(2-1) 左下前頭回(inferior frontal gyrus, IFG)
* 意味処理、音韻処理や文法処理を担っている。
* 44野は音韻処理、44野と45野は文法処理、そして45野と47野は意味処理に関与する。
(2-2) 左背内側前頭前野(dorsomedial prefrontal cortex, dmPFC) * 動き、注意、動機付けの制御に関与している。 * 自身や他者の心の状態を想像して想定する能力 * 不整合や間違いの監視の制御に関与している。
(2-3) 左腹内側前頭前野(ventromedial prefrontal cortex, vmPFC) * 動機付け、感情、報酬の処理に関与 * 概念の情動的側面の処理の重要な役割を担っている。
(3) 内側辺縁領域(medial limbic regions)
(3-1) 左後帯状回(posterior cingulate gyrus)
* エピソード記憶や空間視覚に関する記憶に関与
* 未来の行動の参考とするために過去の経験の記録をしている可能性がある。
【ソシオニクスの直観機能を司る領域】 * ブロードマン21野 - 中側頭回 * ブロードマン22野 - 上側頭回 * ブロードマン37野 - 紡錘状回
Fig.2 下頭頂小葉の連想ゾーン(黄色)、その隣にある角回(オレンジ色)とウェルニッケ野(緑色)。前頭葉の下前頭回にあるブローカ野(青色)は、ウェルニッケ野と共に発話を司る運動性言語中枢です。(省略。出典元参照)
このように、脳の頭頂葉と側頭葉には、ユングの4つの機能すべての情報の一次処理と識別に特化した領域があります。しかも機能が配置されているのではなく、その組み合わせ(ブロック)が配置されている可能性が非常に高いと考えられます。頭頂葉と後頭葉は感覚+論理と、側頭葉は直観+論理の組み合わせと関わっている可能性があります。また側頭葉の内側の領域は感情に関する大脳辺縁系の一部です。
前頭前野(PFC)
最後に、三次連合野の最後の、おそらく最も重要な部分である前頭前野(PFC)に注意を払ってみましょう。この領域は複雑な行動の意思決定、制御、計画を提供します[4]。文献では、ほとんどの場合PFCが実行機能(испольнительные функции)であるとして説明されています[ 17 ]。
実行機能に含まれるもの
- 計画と意思決定
- エラーを考慮した動作の修正
- テストされていない新しい一連のアクションを処理する
- 技術的に困難な状況での行動
- 環境(社会を含む)からの抵抗を克服する必要がある状況、または誘惑を控える必要がある状況での行動
さらに一般的な用語では、実行機能は情報と動機付け(意欲)という全く異なる性質の2つのサブグループにわけることができます。実行機能の「情報」メカニズムは、原則として、標準の自動応答(先天性および後天性)ができず、新しい応答の開発を必要とする困難な状況で活性化されます。特に前頭前野は注意の選択性と行動の文脈への柔軟な依存性を提供することが示されています。しかし「意欲的な」メカニズム(計画通りに目標に進めるための持続性と忍耐力、計画を順守する力)は主に競争の状況、特に社会的競争時に活性化されます(動物行動学からいえば、これは最も過酷でエネルギーを消費する行動です)。
Fig.3 黄色部分が前頭前野 数字はブロードマンの脳地図の数字(省略。出典元参照)
ある意味、実行機能の情報的要素と意欲的要素は互いに矛盾しています。情報的要素は行動の柔軟性と切り替え可能性を提供し、意欲的要素は忍耐力と粘り強さ、すなわち行動の柔軟性の欠如、環境に抵抗する努力を維持し続ける力を提供します。前者(※情報的要素)のような柔軟性と切り替え可能性は「文脈への依存」、後者(※意欲的要素)のような忍耐力と粘り強さ、環境に対する抵抗性は「文脈からの独立」という心理学の概念に対応します。左前頭葉が損傷した際「文脈への依存(※情報的要素)」行動を行わなくなる傾向があることに対し、右前頭葉が損傷した際には「文脈からの独立(※意欲的要素)」行動を行わなくなる傾向があることがわかっています[4]。ただしこれは男性が障害を負った場合の話に限ります。女性の場合、左右両方の前頭葉が損傷した際には「文脈からの独立(※意欲的要素)」行動が行われなくなる傾向がありますが、男性の場合ほど顕著な傾向はありません。
【前頭前皮質】 * 眼窩前頭皮質と前頭前皮質腹内側部が含まれる * 前頭前皮質の中枢は高レベルの覚醒 (alertness) に強く依存する他、喜び、痛み、怒り、激情、パニック、闘争応答 (闘争-逃走-硬直応答 (fight-flight-freeze responses)) や基本的な性的応答を司る脳の深部構造との情動に関する経路にも強く依存している(参考8)
前頭前野と高次元
ソシオニクスの観点から、実行機能の「意志的」要素は、合理性の特徴と明確に相関しています(※ソシオニクスの合理=「論理機能と倫理機能」=右前頭葉)。そのため、V. Talanovは脳の前頭葉の活動を合理的機能(論理および倫理)と関連付けました。たしかに前脳の眼窩前頭皮質と前頭前皮質腹内側部は大脳辺縁系に属しており、これらの機能は状況に対する感情的な評価です。また外向き(頭蓋骨に向かって)に面する前頭前野の領域は、論理的分析と論理的評価を司ります。しかし、論理的知覚と感情的知覚(それらを司る脳領域とともに)の存在を示したように、感覚的判断と直観的判断(感覚的・直観的な評価や計画)の存在を想定することができます。この意味で、ユングが定義した合理的な機能と非合理的な機能(前者は排他的に評価し、後者は排他的に知覚する機能)は、適切な相対性を持ってアプローチされなければなりません。感覚的判断とは、必要なものだけを見て、付随的な刺激に気を取られないようにする能力(合理タイプの間でより発達した能力)ともいえる注意のコントロールのことです。一方、直観的判断とは世間一般的に使われる意味での計画であり、状況を特定の最終状態に導くための手段と手順(場合によっては「なぜその手段や手順をとらなければならないのか」が説明できない、つまり自明でない性質を帯びた手段と手順)の複合体です。
そして実行機能の情報要素は何に関係しているのでしょうか?一見すると文脈に依存していることが非合理と受け取られることがあります(※先述の通り「文脈に依存」は「柔軟性と切り替え可能性があること」とイコールの概念)。しかしこの解釈は誤りだと思われます。重要な点は、実行機能の本質とは、柔軟性や状況性そのものなのではなく、過剰な恣意的操作性(刺激とアクションを細かく分解し、それらの中から新しいオブジェクト/アクションを組み立てる能力)であるということです。これはまさに状況を判断し、新たに発明された(あるいはより正確には構築された)解決方法を支持するかわりに一般的な解決方法を拒否しているという点で恣意的な操作性があると言えます(※状況を踏まえて判断している=状況(文脈)に依存しているともいえる)。このような恣意的操作は明確な合理主義者(※非合理機能と合理機能の使用頻度が明らかに偏っていて、合理的機能ばかり使用しているという意味で明確な合理主義者)でさえ行う可能性があります。合理主義者が行う恣意的操作性は、過度の操作性がさまざまな状況のための新しい計画(不適切な古い計画ではなく)を構築する際に、いくつかの特定の計画を好むという形で現れます。
(※つまり【前頭前野】が司る実行機能(情報的要素と意欲的要素)はどちらもソシオニクスの合理性に分類されるものであるという結論になる)
実行機能のこの要素は、ソシオニクスの理論と正確に対応しています。(A. Bukalov, V. Ermak [2, 15]によると)実行機能は非合理性ではなく、特定の機能の多次元を示すものだと言われています。実際、複雑な状況での行動調整、標準的な解決策の拒否、新しい行動連鎖の適用、柔軟な志向性は、(※論理や倫理、直観や感覚といった)機能の種類にかかわらず、3次元の特徴(状況性)だと言えます。こういった特徴(状況性)は、3次元の機能と4次元の機能の両方が持っている特徴です(3次元である機能は恣意的な、すなわち意識的な制御性があります。そして4次元の機能には顕著な行動の冗長性があります。4次元機能は3次元の機能よりも制御性が低く、停止させることが非常に難しい機能ですが、4次元機能がなかなか停止できない(逆に言うと少々の問題が起こっても動かし続けることができる、冗長性がある)理由は、最も必要不可欠な機能だからです)。
このことは、ソシオニクスにおける高次元は大脳皮質の前頭前野の働きによって提供されると主張するのに十分な理由であるように思われます。また、これは他の霊長類や哺乳類全体と比較して、ヒトの脳の中で最も発達しているのは前頭前野であるという事実にも一致します。
【機能の次元 】
モデルAの機能ごとの位置を「機能の次元」によって特徴づけた。(参考9)
関連記事「機能の次元」
4次元 (モデルAでは第1機能、第8機能)
人生経験、社会規範、状況の習得に加えて、時間指向であり、想像上の問題を解決することができ、時代の先を行くことができます。
* 4-1. 人生経験
* 4-2. 社会規範
* 4-3. 状況把握
* 4-4. 時間指向(目の前にある状況だけでなく、過去、未来に対しても能力を発揮して解決方法を模索できるという意味)
3次元 (モデルAでは第2機能、第7機能)
人生経験と社会規範に加えて、状況をナビゲートし、非標準的な解決策を見つけることができます。
* 3-1.人生経験
* 3-2.社会規範
* 3-3.状況把握
2次元 (モデルAでは第3機能、第6機能)
人生経験に加えて、社会的規範、基準、パターンを吸収し、それらに従って行動することができます。
* 2-1.人生経験
* 2-2.社会規範
1次元 (モデルAでは第4機能、第5機能)
次元の理論によれば、人の人生経験に関連する情報を蓄積して使用することができますが、不慣れな状況では不適切に動作する可能性があります。
* -1.人生経験
大脳基底核の神経回路
ソシオニクスの理論によれば、反対の機能のペア(たとえば感覚と直観)では、そのうち片方だけが多次元であり、もう片方は低次元となります。言い換えれば機能ペアの半分だけが「最も高い」次元を持っています。この規則に対して神経生理学的説明を試みる場合、前頭前野の働きとさまざまな側面に関する情報の非対称性に基づいている必要があります(ただしあらゆる側面に関する情報が前頭葉に到達する可能性があるという事実を考慮に入れてください。(※ソシオニクスに限らず一般的な脳科学で言われている通り、前頭葉の前頭前野は下位の感覚モダリティ情報を統合してメタ認知を行うヘテロモーダル皮質なので、この点から「あらゆる情報が前頭前野で処理されている可能性がある」といえる)
神経学的データは、前頭前野が情報の保存場所ではなく、特定の関連ゾーンへの参照情報のみを保存していることを示しています(上記を参照)(※プログラミングの配列の概念に近い)。こういった参照情報が多次元機能に対してより多く蓄積され、低次元機能に対してより少なく蓄積されているというわけではありません。場合の量は、機能の次元に依存しているものではなく、経験とトレーニングによって増減します(※前頭前野で定義されている配列[i]の要素数iは機能の次元に依存しない。例えばILIでNi[100]、Te[110]みたいになることもある)。ただし、前頭前野にはリアルタイムの記憶アクセスが必要です。このリアルタイムアクセスの性能(参照先情報を検索する速度と帯域幅(参照先の脳領域に格納されている情報を前頭前野まで一度に移動できる量))が次元と関係していると筆者は考えています(※イメージはIT用語のメモリバンド幅の概念に似てる。多次元なほどメモリバンド幅が大きく、一度に転送できる情報量が多い)。
神経生理学的研究では、遠く離れた皮質領域間の神経伝達の機能には、接続自体の存在(白質軸索)だけではなく、接続された皮質領域同士のリズムの調整も必要であることが明らかになっています。後者は共鳴現象(あるグループのニューロンが興奮する際の神経インパルスが、別のグループのニューロンの神経インパルスと次第に同調する現象)に似ています。また脳波リズム(※事象関連電位のことか(参考10))の同調が接続の指標になることも明らかになっています[6]。さらに、同じ課題を解く場合であっても皮質領域間の同期の度合いは人によって違います。さらに、特定の中枢の仕事を調整する能力は、人の創造性、すなわち革新性や創造性の要素を持った複雑な問題を解決する能力に反映されます。
このような神経接続の性質に関する知見に基づいて考えると、ソシオニクスにおける機能の次元は、「前頭前野」と「その情報の参照先である各領域」間を同調させる能力を反映していると考えられます。例えば視床の束傍核 (parafascicular nucleus, Pf)は、感覚野との同調性が高く直観野との同調性が低いことがわかっています。したがって束傍核はリアルタイムで多数のパターン(=エングラム :※反復学習などによって獲得した長期記憶を蓄える神経細胞集団のこと。先ほどの例えだと配列[i]の要素数iに相当するもの)の感覚情報を操作できますが、直観情報はあまり操作できません。その結果、前頭葉はより多くの感覚的な情報とより少ない直観的な情報を扱うことになります(※気質性ループについて思い出す必要がある。前頭前野-視床(この場合は束傍核)-大脳皮質)。その結果、感覚情報に対しては高度な操作が行えますが、直観情報はそうはなりません。これは束傍核-直観を司る大脳皮質間の同調があまりできないため、束傍核から前頭前野に送られる時間当たりの情報量も少なくなってしまい、その結果として前頭前野で一定時間に処理できる直観情報の量が少なくなってしまうために生じる現象です。
脳生理学によれば、大脳皮質の遠隔領域の活動を同期させる構造は視床であるとされています。視床は間脳の一部であり、皮質のすべての部分と皮質下(※大脳皮質のすぐ直下にある白質部分)のすべての領域と接続しています(視床皮質路 thalamocortical fascicle)。視床には大別して特異核、非特異核、連合核の3種類の核が多数存在しています。 大脳皮質の三次連合野と関連しているのは後者(前頭前野と背内側核 (Mediodorsal nucleus, MD) 、後外側核(Lateral Posterior Nucleus Of Thalamus, LP)、視床枕核 (※Pulvinar nuclei, Pul)を含む)です。背内側核は前頭前野と、後外側核は頭頂葉と、視床枕核は頭頂葉および側頭葉の三次連合野と関連しています [16, 21](※研究者によって視床核群の分類法は異なっていることがあるらしい。視床に関する日本語wikiでの分類とこの文献の分類も異なっている)。
ほとんどの場合、前頭前野と頭頂連合野および後頭連合野の協調と同期は、背内側核、後外側核、視床枕核の作用によって提供されます。なぜ活性化・同調しやすい領域としにくい領域があるのでしょうか。この理由として、視床-皮質間の接続性能に差がある可能性、核(背内側核、後外側核、視床枕核)自体の性能に差がある可能性、そして核同士の接続性能に差がある可能性(例えば背内側核-後外側核が背内側核-視床枕核よりも強く相互作用する場合、前頭葉は頭頂葉と高度に同調する一方で、側頭葉に対してはあまり同調しないことになります)。
【大脳基底核の神経回路(気質系ループ)】 * 前頭前野 ─ 視床(背内側核) ─ 視床(後外側核) ─ 頭頂葉 * 前頭前野 ─ 視床(背内側核) ─ 視床(視床枕核) ─ 頭頂葉および側頭葉
これまでに頭頂葉と側頭葉の三次連合野は、機能ごとではなくブロック(※機能の組み合わせ、例えば直観-論理とか感覚-倫理とか)として紐づけられることを指摘しました。感覚論理的および直観的論理的ゾーン、感覚的倫理的および直観的倫理的ゾーンがあります。これは前頭前野が個々の機能と接続するのではなく、ブロック単位で接続していることを意味しています。以前の研究で、筆者は多次元が個々の機能ではなくブロックの特性であると主張しました[9]。この際、我々は連合野自体は機能単位の特性を持っており、ブロックは視床からの活性化と統合によって形成されていると考えておりました。現在ここで非常に重要な修正を行っています。情報ブロックは、側頭葉および頭頂葉の三次連合野レベルですでに存在し、視床-前頭前野間の活性化および調整によって「選択された」ブロックに多次元の特性が生じるものと考えております。
【大脳基底核の神経回路(気質系ループ)】
参考文献[9]での仮説
① 前頭前野 ─ 視床 ─ 論理機能の領域
② 前頭前野 ─ 視床 ─ 倫理機能の領域
③ 前頭前野 ─ 視床 ─ 感覚機能の領域
④ 前頭前野 ─ 視床 ─ 直観機能の領域
⇒ 視床が「①③を実行する」とか「②③を実行する」と決定しているためブロックが生じている
上記仮説の修正(この文献での仮説)
① 前頭前野 ─ 視床 ─ 三次連合野(論理・感覚の領域)
② 前頭前野 ─ 視床 ─ 三次連合野(論理・直観の領域)
③ 前頭前野 ─ 視床 ─ 三次連合野(倫理・感覚の領域)
④ 前頭前野 ─ 視床 ─ 三次連合野(倫理・直観の領域)
⇒三次連合野の時点で既にブロックが形成されている
また脳には離れた領域間の情報交換を制限したり抑制したりする神経プロセスが存在することにも注意してください。これは、大脳皮質下のコリン作動性受容体(特にマイネルト基底核[18])からの大脳皮質1層, 2層の錐体細胞の抑制性ムスカリン受容体)の活性化によって提供されます(※大脳皮質は6層からなる。1層が表層で6層が深層)。この抑制チャネルは視床連合核の作用と拮抗する要素であり、外部調節因子として働きます。つまりコリン作動性受容体が離れた皮質領域の相互作用を制限していると考えられます。例えば、マイネルト基底核の活動は、第一次視覚野を視覚系に対する【二次連合野】【三次連合野】の影響から隔離することで、ソシオニクス的には直観機能の抑制と感覚機能の強化のように見える作用(具体的には視覚によって生じる「推測」の減少)をもたらします。ソシオニクスにおけるこれまでの研究では、V. Talanovも筆者と同様に脳のコリン作動性の役割を感覚機能(直観とは対照的な機能)と関連づけています[14]。 しかし、ここで重要な注意点があります。それは、脳の神経生理学的システムの解析中に感覚-直観の持つ性質が全く性質の異なる2つの要素に分裂したという点です。この2つの要素のうちの1つ目は、前頭前野 ─ 視床 ─ 三次連合野の結合に置いて、人によって感覚・合理ブロックの領域との同調性が高いか、直観・合理ブロックの領域との同調性が高いかが異なるという点です。そして2つ目はソシオニクス機能による情報交換の一般的な強弱です。この強弱はサブタイプの直観/感知と相関しており、次元の高低とは相関しないことを[9]で示しております。
ブロックの次元はどこから生じるのか
機能の次元(より正確にはブロックの次元)が何によって生まれるのかという問題に戻ります。私たちの仮説には、大脳皮質領域のマッチングと同期は可変的なプロセスであり、時間とタスクの両方に依存しているという欠陥があります。日常的なタスクには機能の次元はほとんど影響しません。またもし複雑なタスクや新しいタスクを処理する際は、低次元の機能であっても脳は可能な限り前頭前野と必要な機能を同期させようとします。前頭前野の活性化とタスクの新規性との関係は実験で繰り返し確認されています。また新規性は前頭前野の右側に活動に強い影響を及ぼし、前頭前野の左側には弱い影響を与えることも明らかになっています[ 4 ]。離れた領域間の同期の動的な性質と、ソシオニクスの次元という静的な性質はどのように結び付くのでしょうか。
TRIZ(発明的問題解決の理論)の精神で考えられる仮説の1つは、時間の分割を空間の分割に置き換えることです。つまり、ある特定の機能と前頭前野との同調を引き起こすことができる神経生理学的システムが複数あり、このシステム間の競合によってブロックという性質が安定的に生じているとする仮説です。言い換えると4つのブロック(※感覚-倫理、感覚-論理、直観-倫理、直観-論理の4ブロック)が大脳皮質の異なる生理学的システムに「分散」して紐づいているということを意味します。そしてこのシステムの性質はそれぞれ異なっており、このうち1つのシステムが4次元を、他の1つのシステムが3次元を、というような形で次元をもたらしていると考えられます。
前頭葉が高次元を提供する際、頭頂葉と側頭葉は低次元ブロックの中枢として機能します。これまでに説明したように筆者らは頭頂葉と側頭葉をソシオニクスの直観機能と相関させています。しかしそれらは前頭前野の第三次皮質と同様に「二重の目的」を持つこともできます(前頭前野が情報の実行機能に加えて合理的な動機付けに関与していることを思い出してください)。いずれにせよ実験ではタスクに慣れるにつれて(タスクのルーチン化)、前頭前野の代わりに下頭頂小葉の活動が増加することが示されています[ 4 ](Fig.4参照)。
Fig.4 新しい課題を解決するとき(左)と課題に慣れた後(右)の前頭前野と側頭葉・頭頂葉の相対的な活性化(省略。出典元参照)
最後に、右脳と左脳どちらが活性化するのかという点も次元の違いに繋がっていると想定することができます。[4]のデータ分析を踏まえると右脳の前頭前野は4次元をすべてサポートし、左脳の前頭前野は3次元をサポートし、左脳の側頭葉・頭頂葉は2次元をサポートし、右脳の側頭葉・頭頂葉は1次元のみをサポートすると考えるのが適切であると思われます。この分割は一般的に2次元の機能と3次元の機能(A.Bukalovいわく規範と状況性の機能)が持つ「意識的に使用される」道具的な性質の概念と対応しており、逆に1次元と4次元は経験とグローバル性に対応しています。
ソシオニクスブロックの実行中枢(※一段落前で書かれていた各ブロックに次元を与えている脳領域のこと)上の分布は、機能ブロックの皮質領域と実行中枢との間にポジティブフィードバックが形成されることで生じます。このポジティブフィードバックの結果、目の前の状況に応じた活性化(※論理/直観ブロックなどといった機能ブロックをコードしている脳領域の活性化)は特定の次元を提供する実行中枢の活性化を引き起こします。そしてこの逆もまた然です。実行中枢の活性化は、たとえ解決するべきタスクが別の機能ブロックの働きを必要とする性質のタスクだったとしても、活性化した実行中枢と紐づいている別の機能ブロックを活性化させることにつながります。
実行中枢によるブロックの分布は、原則としてどのようなものでも構いません。例えば筆者(※ILI)の場合、4次元(右脳側・前頭前野)が直観的論理、3次元(左脳側・前頭前野)が感覚的論理、2次元(左脳側・側頭葉および頭頂葉)が感覚的倫理、1次元(右脳側・側頭葉および頭頂葉)が直観的倫理となります。これを視覚的に表現すると下記のようにになります。(※この筆者のタイプはILI 参考文献[9]よりРассмотрим в качестве примера профиль мотивационных блоков у автора данной статьи (ТИМ ИЛИ).)
3 LS 4 LI
2 ES 1 EI
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ILI 4次元:直観-論理、3次元:感覚-論理 2次元:感覚-倫理 1次元:直観-倫理
-
LII 4次元:直観-論理、3次元:直観-倫理 2次元:感覚-倫理 1次元:感覚-論理
-
IEI 4次元:直観-倫理、3次元:感覚-倫理 2次元:感覚-論理 1次元:直観-論理
-
EII 4次元:直観-倫理、3次元:直観-論理 2次元:感覚-論理 1次元:感覚-倫理
本文を読む限りILIは直観-倫理(非言語的、間接的な手段での感情の読取り)が苦手で、LIIは感覚-論理(直観的な思い込みに流されずルールや枠組みを正確に適応して分類すること)が苦手なのかもしれない。これはMBTIの単純なJPスイッチから得られる印象とは一致しない。
この枠組みだとMBTIタイプがINTP(劣等機能が感情)はILI(INTp)、MBTIタイプがINTJ(劣等機能が感覚)はLII(INTj)になったほうがまだ自然に思える(これもこの次元の枠組みで見た場合に限る話なので必ずしもINTPなら100%INTpというわけではないと思われるが)
上記のような配置となる場合(※ILIの場合)、ブロックごとの次元はどのようにして表れるのでしょうか。まず、脳はほとんど常に外部の流れの中で直観的な情報や論理的な情報を探すことに忙しく、常にそれをポーリングしたり、比較したり、直観を論理に翻訳したり、またその逆のことを行ったりということを、たとえ必要がなくても「念のため」に行っています。4次元ブロックでは常に過剰なブロックの活動、過剰なパターンの多様性、ブロックを構成している機能が司っている様々な諸要素同士を繋ぎ合わせたりすることが行われています。こうした4次元のブロックの活動は全く実現されないかもしれないし、バックグラウンドで実現される(※本人的には意識せずに実行している)のかもしれません。そして直観と論理の間の繋がりは「言語化しなくてもわかる」絶対的に自然なものとして認識されるのかもしれません。こうした活動は本人にとってはとても自然で簡単なことであるため、他の人がこうした活動をしていないかもしれないということは想像できません。ブロックの4次元は、ブロックを構成する機能同士のほぼ完全な混合と相互浸透に繋がる可能性があります。そのため直観と論理を分離して、直観の終わりと論理の始まりを理解しようとするとかなり労力が必要になります。
3次元のブロック(ILIの場合、感覚-論理ブロック)は「グローバル性」を欠いています。つまりほとんど常に機能しているというわけではありませんが、必要に応じて(主に活性化した論理機能の側から感覚機能が)オンになります。基本的に3次元は(※ILIの場合)感覚と論理の高い柔軟性として現れます。例えば3次元の感覚-論理ブロックは、異なる性質の対象物に適用される際の分類方法やルールの意識的な再構築として現れます。4次元ブロックとは異なり、3次元ブロックはブロックを構成している2つの機能が明確に分離しています。
2次元のブロック(ILIの場合、感覚-倫理ブロック)にはそこまで高い柔軟性と操作性がありません。したがってコミュニケーション上の「正しい」判断と「誤った」判断とを区別することしかできません。例えば2次元の感覚-倫理ブロックの場合、外観、デザイン、または服装に対する感情的な評価を行い、「自分」のスタイルを「他人」のスタイルから非常に明確に区別しますが、正確さの基準自体には全く柔軟性がありません。たとえば、感覚的感情的評価や好みが異なる人の視点を受け入れるのは難しいと感じます。また、自分のスタイルを変えて特定の環境の好みに適応するのも困難です。
1次元のブロック(ILIの場合、直観-倫理ブロック)は、高い操作性がないだけではなくコミュニケーションに対する認識も奪われ、異なる選択肢に対する意識的な選択の可能性がなくなります。つまり精神が何らかの形で反応したり、意味や価値観が何らかの形で感情や人間関係に投影されたりしますが、それはあくまでも「何らかの形」です。例えば感情を直接的にではなく間接的にしか表現していないメッセージに対して、そこに込められた感情的な負荷を評価するのが非常に困難です。同じ意味的な表現方法に対して、異なる反応を予測することも難しいです(※例えば勉強をしているAさんとBさんに対して「勉強がんばって」と声をかけた時、Aさんはおそらく応援されたと感じて元気になるだろう、Bさんは「もう十分頑張ってるんだが?皮肉か?」と怒りだすかもしれない、というような予想ができない)。このため1次元の直観-倫理ブロックを持つ人々は、驚くべき無知を示すことがあります。
ここでは次元によるブロックごとの働き方に関する具体的なケースについて説明しました。機能の次元の理論に精通しているソシオニクス研究者であれば、すべてのブロックのすべての次元の現れを予測するのが容易であることに気付くでしょう。ブロックに次元を適応することで、次元とは機能を構成する要素間の接続性能から生じている特性であると明らかになることを願っています。すべてのブロックの接続の心理的・ソシオニクス的な性質に関しては[9]を参照してください。
しかし同じ研究にて、ブロックには情報要素に加えて動機付け要素もあることが示されました。 そして情報が両方向に、両方の色の側面で(例えば▲、■、△、□)で伝達される場合、動機付けという点で支配的に働く機能は1つだけであり、さらにブロック情報がロードされる時点で自動的にこの支配的な機能がオンとなります。そしてオンになった支配的な機能の元ですべての機能の作業が構築されます。例えばILIの■、□、および▲のタスクは、△から様々な種類の影響を受けます(△は動機付けとして内省や論理カテゴリと直観的な概念を踏まえた行動の評価、すなわち高コストまたは無意味なアクションの破棄を行います)[9]。他の多次元の機能、特に△とは反対色の▲と■は動機付けの要素が抑制されます。そしてブロックの基本となる機能を決めるのは、ブロックの動機付けにおける優位性です(精神的な揺らぎや心理状態の全体的なバランスが決定しているわけではありません)。
ここでトピックから少し離れる必要があります。外向性/内向性と合理性/非合理性には、まったく異なる性質の2つの要素があることが判明しました。外向性/内向性は、V.Stukasにちなんでエネルギー力学と呼ばれるのが適当です。これには能動的-受動的、主体的-反応的、行動派-理論派-などの一般的な心理的特性が含まれます。これらの特性の神経生理学的性質は、V. Talanovによって脳皮質下及び異なる神経伝達物質による異なる活性化システムの優位性の結果として生じることが説明されています[13、14]。しかし、ソシオニクスの実践の過程で「エネルギー力学的」な方向性と自然性は、モデルA(先導的、創造的、エゴ、イド)で説明される機能の性質とはあまりにも頻繁に対立していることが明らかになりました。 したがって、サブタイプ、特にV. Gulenko [ 5 ]によって作成されたDCNHシステムを導入する必要がありました。このDCNHシステムでは、вертности(※「距離」 DCNHの二分法:接触/距離)とнальности(※「秩序」 DCNHの二分法:開始/完了)に典型的なサブタイプを左右する因子があります。DCNHシステムにおけるサブタイプは表面上現れるエネルギー力学的な状態を表しています。
それでは一体何が「距離」と「秩序」を決定づけるのでしょうか。言い換えるなら、基本的な機能の性質と、創造的、背景的、制限的な機能との違いは何なのか(※第1機能である先導機能と、第2機能である創造機能、第3機能である役割機能、第4機能である脆弱機能の違い)。この違いは動機付け中枢を備えたブロックの非対称フィードバックのではないかと筆者らは考えております。動機付け中枢を備えたブロックと実行中枢間の接続は、大脳皮質の特定の機能領域ではなく、実行中枢(前頭前野または頭頂葉・側頭葉)によって行われる可能性が最も高いです(逆も可能ですが)。
筆者を例とした場合(※本文を読む限り、この筆者は情報代謝タイプがILIでDCNHサブタイプはクリエイティブ(Se,Ne強化)(参考11)):4次元の実行中枢は、主に直観-論理情報だけではなく、皮質活性化に関わる非合理的で内向的なシステムにも「結び付けられています」。実行中枢が直観的な論理情報をロードすると、実行中枢は大脳皮質の下から(※脳の中心部分側から)の皮質下システム(非合理的で内向的なシステム(※開始/完了=開始、接触/距離=距離を司るシステム;Niを活性化する))を励起します。励起された皮質下システムは必要な領域(直観-論理ブロックの領域(※より細かく言うとILIの場合Ni)皮質を活性化します。ただし複数ある皮質下システムのうち、直観-論理の活性化を行う皮質下システムの働きが最も強いとは限りません。筆者の場合、皮質下システムの働きとして最も強いものは非合理的で外向的なシステム(※開始/完了=開始、接触/距離=接触; NeかSeの強化)ですが、このシステムで活性化されたブロックのフィードバックはそのままだと強すぎるため別のアクティベーションモードによって活性化を行うよう「命令」します(※Niを活性化させた時のような高次元のブロックとして活性化させるやり方ではなく、サブタイプとして活性化させるやり方をするように実行中枢が皮質下システムに対して命令する)。こうした結果として、非合理的で外向性はサブタイプとして活性化されます(GulenkoのDCNHサブタイプ理論におけるC(※クリエイティブ)-サブタイプ)。しかし、特定のブロック(※筆者ILIの場合、直観-論理ブロック)自体は、たとえば不合理に内向的なものなど、異なるアクティベーションモードで機能します。
視床の重要な役割
注目すべき点は、視床が皮質領域の活性化を上方(※前頭前野)に伝達するだけではなく、皮質領域全体の活性化の分布に関与している点です [3, 19]。皮質領域の活性化は視床-皮質間の接続によって伝達されます(この伝達のために視床は皮質の遠隔領域の働きを調整し、同期させます;上記参照)。また視床がどのようにして皮質領域全体の活性化の分布に関与するのかというと、まず(※三次連合野側の)大脳皮質が視床に接続し、その次に視床が気質系ループ下の(※三次連合野側の)大脳皮質の活動を制御することによって行われています。
私たちの仮説では、4つの機能ブロックが異なる実行中枢に分散されて紐づけられていますが、これと同時にそれぞれの実行中枢を「独自の」皮質下システムと紐づけることもできます。その結果、4つのブロックは次元数が異なるだけでなく、異なるアクティベーションモード(ブロックを4次元ブロックとして活性化するモードと、サブタイプとして活性化するモード)で動作します。
【皮質下システムと気質システム】
本文には下記の2種類の用語が出てくる。
①подкорковая системаи 皮質下システム
②темпераментных систем:気質システム
①は外向/内向、合理/非合理に関するシステムで、②は「気質」に関するシステムをさすが、「気質」の定義ははっきり書かれていない。皮質下システムとほぼ同じ意味で、外向/内向、合理/非合理の側面を印象付けるための表現と解釈した
これまでのところ実行中枢間の気質システムの分布の性質に関する信頼できる情報はありません。 たとえば4つの気質は、ブロックだけでなく次元数、実行中枢の観点からも「分散」する可能性があります。 この場合、気質の次元について話すことさえできます(例:非合理-内向:4次元、合理-内向:3次元、非合理-外向:2次元、合理-外向:1次元)。 しかしこれは未検証の可能性でしかありません。また実行中枢と特定の構造の間のリンクが比較的非対称であることを忘れてはなりません(※大脳基底核の気質系ループごとに同調性能が違う話や、コリン作動性による抑制の話)。実際すべての接続が存在はしていますが、ドミナント接続(※4種類の実行中枢と4種類のブロックの接続のうち最も優勢なもの)の活動が大きく、それらは連合野のより多くのニューロンをカバーしているため単位時間あたりにより多くのパターンで活性化することができます。サブドミナント接続(※ドミナント接続ほど優勢ではない接続)は、低次元ブロックを使用して複雑な(または新しい)タスクに積極的に集中しようとする場合に活性化されます。しかしこの場合、ドミナント接続と比較して少ない数のニューロンしか活性化されません。そのため単位時間当たりに処理できる情報パターンの数も少なくなります(例えば三次元の実行中枢は低次元ブロック上の非常に狭い範囲の情報とアクションに対してのみ有効になります)。同じことが気質システムの中枢との接続についても当てはまります。積極的な集中が必要な場合(または緊急時)でも、一時的にサブドミナント接続をオンにして、「異常」(ドミナント接続の観点から)モードで気質システムをアクティブにすることができます。 しかしそのような状態は非常にエネルギーを消費するため、短期間しか維持することができません(※これは異常時・緊急時に不慣れなタスクを強引に処理する時のことで、日常的なタスク、慣れ切ってしまったタスクは次元の高低にほとんど影響されずに低いエネルギーコストで処理できる)。
脳にはエネルギーコストを最小限に抑えようとする原則もあります。そのため高次元の機能を必要としない日常的なタスクの場合、多かれ少なかれ側頭葉・頭頂葉で処理してしまおうとする傾向があることにも留意する必要があります。このように時間の経過が高次元機能と高次元ブロック(※より正確に言うとFig.4の通り、前頭前野の活性状態)のに影響していることから、視床の気質システム中枢と特定のブロック間の接続の特性は、前頭前野の実行中枢と特定のブロック間の接続の特性より明らかに弱いということが言えます。(※なるべく楽をしたい、他でもできる処理はやりたがらない前頭前野の命令と、あまりサブドミナント接続をしたくない視床の命令の強さは前頭前野側の方が強い)
また筆者は4つのブロックがカスタムリングまたは被管理リングを形成しており、4つの実行中枢は、それぞれ異なるユング機能が基本となっていることを踏まえ、この4つの実行中枢がどのようにして異なる気質と紐付くのかということを解釈するための新しい仮説を考えました。ILIを例にして詳しく説明したいと思います。
3 □● 4 △■
2 ○★ 1 ☆▲
これは要求リング(右回り)です。これがどのように機能するのでしょうか。各ブロックには2つのユング機能が含まれますが、基本となる機能はこのうちの1つだけです。もう1つの機能はそのブロックにおける情報負荷につながっています。またここで基本となる機能が動機付けを行う機能としても働きます[9]。機能の活性化はブロックごとに順番に活性化していく形で発生します(より正確に言うと3次元ブロックの□●→4次元ブロックの△■→…という順になります)。この例の場合、下記の順番になります。
3□● → 4△■→ 1☆▲ → 2□★ → 3□● →…
【要求リング】
ILIの4次元ブロック(△Ni-■Te)をILI
ILIの3次元ブロック(□Ti-●Se)をLSI
ILIの2次元ブロック(○Si-★Fe)をSEI
ILIの1次元ブロック(☆Fi-▲Ne)をEIIに見立てた場合
ILI:Ni-Te-Si-Fe-Se-Fi-Ne-Ti
LSI:Ti-Se-Fi-Ne-Fe-Ni-Te-Si
SEI:Si-Fe-Ni-Te-Ne-Ti-Se-Fi
EII:Fi-Ne-Ti-Se-Te-Si-Fe-Ni
これをソシオニクスの要求関係に当てはめると4次元ブロック~1次元ブロックでリングを構成することがわかる。
3□● → 4△■→ 1☆▲ → 2□★ → 3□● →…
3TiSi(LSI)→4NiTe(ILI)→1FiNe(EII)→2SiFe(SEI)→3TiSi(LSI)
要求リング(別名:恩恵リングまたは社会的進歩リングまたはオーダーリング)に相当する。
要求プラス(要求者)→要求マイナス(受容者)の順でつながっている。
右回り、左回りの意味は下記の【恩恵リング】を参照
被管理リングの例も考えてみましょう(ちなみにこのケースは診断が非常に難しいことが判明しました)。
3●□ 4▲☆
2☆● 1□▲
この複雑さは、次のような原因で生じたのではないかと考えられます。右側の4次元ブロックは直接情報を交換せず、左側の3次元の実行中枢は右側(意識的な操作が難しく、より自発的に動くブロック)をサポートすることができません。左リングの場合、リングは「∞」を描くような形で循環します。
4▲☆→ 1□▲ → 3●□ → 2☆● → 4▲☆ →…
これは新しいブロックの基本機能をアクティブ化するためのトリガーが、前のブロックの先導機能から創造機能に到達する情報であるという事実によるものです。V.GulenkoとShGS [ 22 ]もまた、被管理リングの機能のアクティブ化に関して同じ意見になりました(つまり管理から被管理者へと遷移するという一般的によく想定されている管理リングの順序とは逆順になります)。
【被管理リング】
IEEの4次元ブロック(▲Ne-☆Fi)をIEE
IEEの3次元ブロック(●Se-□Ti)をSLE
IEEの2次元ブロック(☆Fi-●Se)をESI
IEEの1次元ブロック(□Ti-▲Ne)をLIIに見立てた場合
IEE:Ne-Fi-Se-Ti-Te-Si-Ni-Fe
LII:Ti-Ne-Fi-Se-Fe-Si-Te-Ni
SLE:Se-Ti-Ne-Fi-Ni-Fe-Si-Te
ESI:Fi-Se-Ti-Ne-Te-Ni-Fe-Si
これをソシオニクスの管理関係に当てはめると4次元ブロック~1次元ブロックでリングを構成することがわかる。
4▲☆→ 1□▲ → 3●□ → 2☆● → 4▲☆ →…
4 NeFi (IEE)→1 TiNe (LII) →3 SeTi (SLE)→2 FiSe (ESI)→4 NeFi (IEE)
管理マイナス(被管理者)→管理プラス(管理者)の順でつながっている。
・被管理者の脆弱機能は管理者の先導機能に位置する。
4 NeFi (IEE)は1 TiNe (LII)に管理される
1 TiNe (LII) は3 SeTi (SLE)に管理される
3 SeTi (SLE)は2 FiSe (ESI)に管理される
2 FiSe (ESI)は4 NeFi (IEE)に管理される
・脆弱機能と先導機能の関係以外に被管理者の先導機能は管理者の創造機能に位置するという関係もある。そして気質活性化システムはこの順序で活性化するのではないかとする仮説が考えられる。
4 NeFi (IEE)の先導機能Neは1 TiNe (LII)の創造機能Neと一致
1 TiNe (LII)の先導機能Tiは3 SeTi (SLE)の創造機能Tiと一致
3 SeTi (SLE)の先導機能Seは2 FiSe (ESI)の創造機能Seと一致
2 FiSe (ESI)の先導機能Fiは4 NeFi (IEE)の創造機能Fiと一致
本稿で示した脳の次元や実行中枢にまたがる気質活性化の分布に関する説は、まだ仮説的なものにすぎないことを改めて強調しておきます。
結論
結論として我々の主張をまとめます。
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ソシオニクスの機能の高い次元(BukalovとErmakによると、状況性とグローバル性)は、前頭前皮質(prefrontal cortex、PFC)の作用によって提供されます。心理学的レベルでは、神経生理学や認知科学が実行機能と呼んでいるものとほとんど同じです。これは我々の主張の中心的なものであり、それが真実であることはほとんど疑う余地のないものです。
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神経生理学的な観点から、次元パラメータは個々の機能よりもむしろブロックのパフォーマンスをよりよく特徴づけていると考えられます。この主張の根拠は、我々の先行研究[9]の知見からだけでなく、異なる機能の情報を統合する頭頂葉・側頭葉の一部領域が特殊化していることにあります。通常この特殊化では一つの合理的な側面と一つの非合理的な側面が組み合わさって行われます。
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大脳の第三次連想皮質は、4つの実行中枢(左右の前頭前野と左右の頭頂葉・側頭葉)に分けることができ、それぞれ異なる次元数を示します。2次元と3次元の中枢は左脳に、1次元と4次元のものは右脳に局在しています。また三次連合野はそれ自体が他の機能を果たしているます(前頭前野は合理的な側面からの判断に関与しており、頭頂葉・側頭葉は直観的な機能を提供しています)。
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ブロック(または機能)ごとに異なる次元は、視床と大脳皮質の接続の非対称性、視床核同士の非対称性、および/またはそれらの相互作用の結果として生じます。 多次元ブロックと低次元ブロックは、ブロックを構成している機能を担う領域と前頭前野の実行中枢との間にある繋がりの強弱によって区別されます(※前頭前野 - 視床 - (機能を担う様々な)皮質領域)。高次元ブロックと比べて低次元ブロックは前頭前野の実行中枢と各皮質領域の接続がはるかに弱いです。こうした接続の強弱の結果として、実行中枢と各皮質領域の働きを同期させる能力に差が生じます。また、ブロック単位にまとまっている様々な皮質領域は視床と神経接続しており、これらの皮質領域の活性化は視床-皮質間接続によって行われます。
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各実行中枢を個別の機能ブロックに優先的にリンクする傾向があります。4つのブロックごとの使用される頻度の高さは次元の高低に依存しています。しかしこういった傾向とパターンは一部の接続が他の接続よりも支配的であるという形でのみ存在し、代替接続がまったくないという形では存在しません。したがって低次元ブロックであっても複雑なタスクや新しいタスクに積極的に注意を向けることで、多次元ブロックのように、ある程度柔軟に操作ができるようになります。一方、脳はエネルギーを節約するために日常的なタスクを低次元の実行中枢で処理しようとする傾向もあります。
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実行中枢から皮質下の気質活性化システム中枢へのフィードバックにも非対称性もあります(最も可能性が高いのは下行性の皮質視床接続によるものであり、活性化は視床によって再び分配されます)。この関係の非対称性は、各実行中枢とブロックの基本機能(※先導機能)を定義します。 繰り返しますが、これは堅い結合ではなく傾向として現れます。短期間の場合ブロックや実行中枢も「緊急」モードで動作することができます。
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ユングのすべての機能は、本質的には情報的なものとエネルギー力学的なもの(情報代謝タイプとサブタイプ)の2つの要素で構成されていることがわかりました。情報性、または情報代謝タイプを構成する機能は、大脳皮質との視床(場合によっては、視床核間)の接続の非対称性によって決定されます。外向性/内向性と合理性/非合理性のエネルギー的な、またはサブタイプの構成要素は、皮質下システムの強さによって決定されます。感覚/直観の場合、皮質の遠隔部分間の相互作用の一般的な強度と長距離接続に沿った情報交換に依存しています(いくつかの皮質下核による皮質のコリン作動性による活性化は、皮質の遠隔領域間の情報交換を弱め、感覚機能を強化します)。また論理/倫理の場合は、おそらく前脳の新皮質と大脳辺縁系皮質の相対的な活動に依存しています。こういった各傾向ごとに存在するエネルギー力学的要素の神経生理学的性質は、V.Talanov[12、13、14]の研究によってすでに数々の説明がされていますが、機能、実行中枢、遠隔皮質領域間の接続性によって情報代謝タイプが生じるとする考えは、筆者の以前の研究[9]まで注目されていませんでした。
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まだ証明されてはいませんが、本稿では4つの実行中枢が、要求リングまたは被管理リングの流れに従って交互に活動することで情報代謝が行われているのかもしれないという仮説を提唱します。
出典:
http://ip-socion.narod.ru/razmer_.htm
参考文献:
(参考1) 大脳基底核
(参考2) 二つの視覚経路
(参考3) 空間スキーム
(参考4) 頭頂連合野
(参考5) 頭頂葉
(参考6)三次連合野
(参考7)ブロードマンの脳地図
(参考8) 前頭前皮質
(参考9)機能の次元
(参考10)事象関連電位
(参考11)DCNHサブタイプ