エニアグラム タイプ4とタイプ5の違い
似ている部分も多いタイプであるため、比較的よく誤認が発生します(特に4w5と5w4)
どちらかというとタイプ5が自分のことをタイプ4ではないかと思ってしまうことの方が多いです。これは、「タイプ4は感情を重視する」「タイプ4は憂鬱になりやすい」「タイプ5は知的」等の表面的な特徴だけを拾って、一部のタイプ5が「自分には感情があるからタイプ4」と短絡的に考えてしまうためです。
また、科学に興味を持つタイプ4が「自分はタイプ5だ」と思う場合や、芸術に興味を持つタイプ5が「自分はタイプ4だ」と思ってしまう場合もあります。これも表面的な特徴が独り歩きしてしまったせいで生じる誤認の典型例です。
このタイプの違いは、創作傾向の違いに比較的よく表現されるようです。
タイプ概要
| タイプ4 | タイプ5
---|---|---
囚われ | 妬み | ためこみ
根源的恐れ | アイデンティティがないこと
個人的な存在意義がないこと | 無力で役立たずであること
無能なせいで圧倒されること
根源的欲求 | 内面の体験からアイデンティティを作ること
自分自身と自分の存在意義を見つけること | 有能であること
超自我の声 | 自分に正直であれば大丈夫だ | 何かに熟達したら大丈夫だ
共通点
タイプ4とタイプ5は下記の点が共通しています。
- 遊離型
- 個性的
- エキセントリック
- クリエイティブ
- 徹底的に心の闇に焦点を当てるような創作が得意
相違点
タイプ4とタイプ5は下記の点が異なっています。
| タイプ4 | タイプ5 |
|---|---|
| 激しい感情を持っており、それを一方的に他者に表現して、相手から感情的な反応を得たいという願望を持つ | 激しい感情を持っていることもあるが、他者と感情を共有しようとはしない |
| 創作傾向は自伝的 | 創作傾向は自伝的ではなく、現実に対するある種のビジョンを抽象的、幻想的に表現する |
| 創作のテーマは「恋愛や子供時代の失望とそれに伴う痛み」 | 創作のテーマは「心の中の空虚さや実在的危機(自分の人生に果たして意味があるのか分からなくなってしまうこと) |
ユングのタイプ論との関係
ドン・リチャード・リソ、ラス・ハドソンの著書「Personality Types: Using the Enneagram for Self-Discovery」のTable 14.2. The Jungian Correlationsでは、タイプ4は内向的直観 に、タイプ5は内向的思考 に近いとされています。
参考: