エニアグラム タイプ1とタイプ6の違い

タイプ6をタイプ1であると間違えたり、タイプ1をタイプ6であると間違えたりすることはほとんどありませんが、6w5は、w5の影響で真面目さ、ある種の激しさが表れるため、6w7よりもタイプ1と混同される可能性が高いです。表面的な類似点は多いですが、内面的には相違点も多いタイプです。

タイプ概要

| タイプ1 | タイプ6
---|---|---
囚われ | 怒り | 恐れ
根源的恐れ | 悪く、欠陥があり、邪で堕落していること | 支えや導きがなく、自力で生存できないこと
根源的欲求 | 善き存在であること、人徳があって
バランスがとれていて誠実であること | 安全と支えを見つけること
超自我の声 | 正しいことをすれば大丈夫だ | 期待されることをすれば大丈夫だ

共通点

タイプ1とタイプ6は下記の点が共通しています。

  • 追従型
  • 超自我の働きが強い
  • 強い自責の念による罪悪感を感じやすい
  • 自分や他人(あるいはその両方)を責める傾向がある
  • (不健全)過度に杓子定規

相違点

タイプ1とタイプ6は下記の点が異なっています。

タイプ1 タイプ6
自分の理想や超自我の要求に従順 自分の上司や他人、特に味方と思われる人物や権威者の要求に従順
自分の理想に反してしまった時、罪悪感を感じる 味方や信念、権威との約束に反してしまった時、罪悪感を感じる
頭の中に「内なる批判者」がいる 頭の中に「内なる委員会」がある
優柔不断ではない。自制心があり、非人間的な効率性、秩序性、礼儀正しさがある。あらゆることについて自分の考えや意見を持ち、それを他人に伝えることを厭わない 心配性で、優柔不断で、反応的。自信を持って他人と対等に接することができず、従順で依存的な態度を取ったり、あるいはその全く逆に、反抗的な態度を取ったり、この2つの態度の間で揺れ動いて空回りすることがある。
確信を持って自分が最適な方法を知っていることを他人に伝え、納得させようとする なかなか確信を持てずに、決断を下す際には、安心感や裏付け、慣れ親しんだ手順、あるいは一般的に受け入れられているような過去に検証されたアイデアや方針に頼る
自分の感情を抑圧する。自分の中の緊張状態になかなか気付けない 不安定な感情に悩まされ、それを抑えるのが難しい(ただしそれを表には出さないようにすることが多い)。かなりの不安な緊張状態を抱えていて、しかもそれを自覚している
心の中に抱えているネガティブな感情:正義の怒り、苛立ち、道徳的な憤り 心の中に抱えているネガティブな感情:恐怖、疑念、不安
(不健全)皮肉や暴言を吐くことはあっても身体的な暴力をふるうことはほとんど無い (不健全)怒りで我を忘れて、ヒステリックな反応や身体的な暴力にまで発展することがある
(健全度レベル6)一方的に判断を下す完璧主義者 (健全度レベル6)権威主義的な反逆者
(不健全)皮肉や暴言を吐くことはあっても身体的な暴力をふるうことはほとんど無い (不健全)怒りで我を忘れて、ヒステリックな反応や身体的な暴力にまで発展することがある
(超自我が過剰に働いた場合)自分が関心を持っている道徳的な問題について、理想の名の下に上から目線な説教をする。他者に対して啓発のために、あるいはより有能になるために何をすべきか、躊躇なく命令する。 (超自我が過剰に働いた場合)自分が維持しようとしている安全性や安定性を乱す可能性のある他人の不安定で無責任な行動を恐れて、命令的になる

補足: タイプ6は、特定の信念や権威者に共感し、それらの指導者から学んだ価値観を内面化します。一旦、世界についての信頼できる情報源とみなされたものは、それがタイプ6にとっての価値観になります。そしてタイプ6は、自分と同じ価値観を受け入れない人に対して攻撃的になることがあります。 特に、不安な気持ちが強いほど、自分が信じている立場や忠誠心にしがみつこうとします。自分の信念に対する他人の無関心は、自分の信念を真っ向から否定されるのと同じくらい、タイプ6を激怒させることがあります。

ユングのタイプ論との関係

ドン・リチャード・リソ、ラス・ハドソンの著書「Personality Types: Using the Enneagram for Self-Discovery」のTable 14.2. The Jungian Correlationsでは、タイプ1は外向的思考 に、タイプ6は内向的感情 に近いとされています。

参考: